特別企画「ブラジルと仏教展 一番遠くて近い国」

※情報は変更等がございますので、お出かけ前に必ず公式サイトなどでご確認ください

★開催日・期間
2014年06月10日(火)〜2015年02月01日(日)
★開催場所・会場
京都佛立ミュージアム
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サッカーワールドカップの開催に湧くブラジル。
2016年にはオリンピックを控え、日本中、世界中の注目を集めています。
南米大陸の約半分を占める広大な国土は、世界第5位、日本の約23倍。
カラフルな国旗は、豊かな自然を表す緑、豊富な資源を表す黄、透き通った空を表す青、と言われます。
私たち日本人にとって遙か2万キロ離れたブラジルは、地球を半周した正反対にある、最も遠い国のひとつです。

サッカー王国、サトウキビやコーヒー、サンバやボサノバ、
カーニバルなど、様々なイメージが浮かびますが、
決して忘れてはならない事実があります。
それは、世界最大、150万人に及ぶ同胞、日系移民を擁する国であるということです。
最も遠い国に、日系人が150万人も暮らしている。
その人たちは、多種多様な民族や文化が渦巻くブラジルの中で、 誰よりも力強く生き、その強靱さで尊敬を集めている。

はたして想像できるでしょうか。

ブラジルは、もっとも遠くにありますが、
実は日本に最も関係の深い国なのです。

始まりは、今から106年前、明治41(1908)年に神戸港を出発した781人の日本人移民でした。
新天地への移民を企画したのは、水野龍という人物です。 本門佛立宗の信徒であった彼は、過酷な開拓生活に
信仰の力は欠かせないと考え、僧侶の同行を求めました。

これに応えて第一回移民船・笠戸丸に乗船したのが、当時22才の青年僧・茨木現樹、後の茨木日水でした。
移民たちの生活は熾烈を極めました。夢は血と汗の中に消え、
わずかな希望も照りつける太陽によって渇いてゆくようでした。

しかし、彼らは決して立ち止まることなく、この南米の大地に確固たる足跡を刻んでゆきました。
今では、「日本人が来てくれたからこそ豊かな国となった」
「日本人に任せておけば大丈夫」「ジャポネス・ガランチード=日本人なら信頼できる」という言葉もあるほど、
日系人はブラジル社会に欠かせない存在となりました。

そのようになり得た理由の核心部には、辛酸極まる歴史の中でなお輝きを失わなかった、日本人の誇るべき徳性と精神性がありました。

そして仏教は、彼らの傍らで脈々と生き続け、その魂を支え続けてきたのです。

「ブラジルと仏教展」

第一回移民船・笠戸丸によって伝えられた仏教は、すでに「日系人の仏教」から「ブラジル人の仏教」へと広がり、人びとの心を照らしています。

ブラジル日系移民106年とはブラジル仏教伝来106年。その軌跡と現在を、ご覧いただきたいと思います。
ワールドカップ・イヤーである今年は、いろいろな場所で「ブラジル」という名を耳にするでしょう。
そんな時、どうか、はるか彼方のブラジルに、日本人の素晴らしいアイデンティティ、その誇りや喜びを見つけてください。

同時に、南米ブラジルに力強く息づく「仏教」という人類普遍の思想について思いを新たにしてください。


サッカーワールドカップを入り口に、ブラジルと日系人の歴史、その未来を、仏教の視点から見つめます。

出典 www.hbsmuseum.jp

開催地 京都佛立ミュージアム
開催期間 2014年06月10日(火)〜2015年02月01日(日)
料金 入場無料
ホームページ http://www.hbsmuseum.jp/exhibition/index.php?c=exhibition_view&pk=1400580113
備考 【開館時間】 平日 10時~16時、土日祝 10時~17時 【休館日】 月曜日 ※但し、月曜日が祝祭日及び25日のときは開館。翌日を代休日とします。
関連URL ・京都佛立ミュージアム http://www.hbsmuseum.jp/

情報更新日:14/08/01

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