【企画展】「赤毛のアン」と世界名作劇場の仲間たち 展

NHK連続テレビ小説『花子とアン』の放送により、「赤毛のアン」が今再び注目を集めています。カナダの作家L・M・モンゴメリ原作の「赤毛のアン」は、戦後間もなく村岡花子の翻訳によって日本に紹介され、60年以上経った今もなお、多くのファンを獲得し続けています。
　1979年に「世界名作劇場」シリーズとしてアニメ放送されたことで、「赤毛のアン」の人気はさらに高まりました。想像力豊かでおしゃべりが大好きなアン、そんな彼女の姿に自分自身を重ね、アンと共に想像の世界に思いをめぐらせた方も多いのではないでしょうか。アニメ「世界名作劇場」シリーズ（1975-2009）は、『赤毛のアン』の他にも『母をたずねて三千里』（1976）、『あらいぐまラスカル』（1977）など、数多くの人気作品を生み出しました。世界各国を舞台に、上質な児童文学と美しいアニメーションが織りなす物語は、たくさんの少年少女に夢や感動を与えました。
　放送ライブラリーでは、この夏「赤毛のアン」を中心に「世界名作劇場」を紹介する企画展を開催します。「赤毛のアン」コーナーでは、登場人物の紹介、セル画や絵コンテの展示に加え、名シーンを再現したジオラマの前での記念撮影、クイズやぬりえなど、「赤毛のアン」の世界をたっぷりとお楽しみいただけます。また「世界名作劇場」シリーズ全26作品の紹介、感動の名場面を立体的に再現したジオラマ、貴重なセル画やアニメのアフレコ台本などを多数展示し、「世界名作劇場」の魅力を伝えます。上映会場では「世界名作劇場」から14作品を上映します。世代を超え、ご家族そろって楽しめる企画展です。

出典 www.bpcj.or.jp