中村一美展

※情報は変更等がございますので、お出かけ前に必ず公式サイトなどでご確認ください

★開催日・期間
2014年03月19日(水)〜2014年05月19日(月)
★開催場所・会場
国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)
中村一美展

出典 www.nact.jp

終了芸術・デザイン

1980年代初頭に本格的な絵画制作を開始した中村一美(1956生)は、同世代の中でも、もっとも精力的な活動を展開してきた現代美術作家・画家の一人です。
―絵画は何のために存するのか。絵画とは何なのか。中村は、この疑問に答えるために、ジャクソン・ポロック、マーク・ロスコ、バーネット・ニューマンなど、西欧のモダニズム絵画の到達点とみなされていた戦後アメリカの抽象表現主義絵画の研究から出発し、彼らの芸術を乗り越える新たな絵画・絵画理論を探求します。中村が特に参照したのは、日本の古代・中世絵画、中国宋代の山水画、朝鮮の民画など、東アジアの伝統的な絵画における空間表現や、形象の記号的・象徴的作用でした。また中村は、絵画の意味は別の絵画との差異の中にしか存在しえないという認識に基づく「示差性の絵画」という概念を、すでに1980年代に提出しています。それゆえその絵画は、同じモティーフに拠りながらも、つねに複数の作品が差異を示しながら展開する連作として制作されてきました。「存在の鳥」連作に代表される近年の絵画では、象形文字を思わせるマトリクスに基づきながら、多様な色彩や筆触や描法を駆使することで、抽象とも具象とも分類できない、新しいタイプの絵画の創造に取り組んでいます。
展覧会では、学生時代の習作から最新作「聖」まで、およそ150点の作品によって中村一美の絵画実践の全貌を紹介するとともに、2010年に構想されながら実現を見ていない、斜行グリッドによるウォール・ペインティングを初めて公開いたします。日本の現代絵画・現代美術の、到達点の一つを確認する絶好の機会となることでしょう。
(公式ページより)

開催地 国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)
開催期間 2014年03月19日(水)〜2014年05月19日(月)
料金 【当日】 1,000円(一般)、 500円(大学生) 【前売/団体】 800円(一般)、 300円(大学生) 2014年4月19日(土)は「六本木アートナイト2014」、5月18日(日)は「国際博物館の日」につき、入場無料 高校生、18歳未満の方(学生証または年齢のわかるものが必要)および障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料 前売券および当日券は、チケットぴあ(Pコード:765-908)、ローソンチケット(Lコード:36767)でも取り扱っています。(手数料がかかる場合があります) 前売券は、2013年11月9日(土)から2014年3月18日(火)まで販売。(ただし国立新美術館では2013年12月11日(水)から2014年3月17日(月)まで) 団体券は国立新美術館のみで販売(団体料金の適用は20名以上) 会期中に当館で開催中の他の企画展および公募展のチケット、またはサントリー美術館、森美術館(ATRo)で開催中の展覧会チケット(半券可)を提示された方は、団体料金が適用されます。 65歳以上の方(年齢のわかるものが必要)は、会期中に当館で開催中の公募展チケット(半券可)の提示で大学生団体料金が適用されます。 国立美術館キャンパスメンバーズ加盟の大学等の学生・教職員は本展覧会を団体料金でご覧いただけます。
お問い合わせ先 ハローダイヤル 03-5777-8600
ホームページ http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/NAKAMURA_Kazumi/index.html
備考 毎週火曜日休館 ただし、4月29日(火)および5月6日(火)は開館、5月7日(水)は休館 【開館時間】 10:00~18:00 金曜日は20:00まで 4月19日(土)は「六本木アートナイト2014」開催にともない22:00まで開館 入場は閉館の30分前まで。

情報更新日:14/01/20

【中村一美略歴】
1956年千葉県生まれ。東京芸術大学大学院修士課程修了(油画専攻)。1980年代始めより発表を開始した中村一美は、最初、「Y型」と呼ばれるY字形のモティーフによる表現主義的な絵画作品によって注目された。
続いて、「斜行グリッド」、「開かれたC型」、「連差-破房」、「破庵」、「採桑老」、「織桑鳥(フェニックス)」などのシリーズを相次いで制作、今日における絵画空間とその意味性についての探究を、精力的かつ持続的に展開しており、その制作点数も、絵画だけで1200点を超えている。
国内では、現代日本を代表する画家として数多くの個展・グループ展に参加し、主要な美術館に作品が収蔵されている。
美術館での個展としてはセゾン現代美術館(1999)といわき市立美術館(2002)のものがある。
海外での紹介も、「ユーロパリア・ジャパン’89」(1989)や北欧を巡回した「ジャパン・アート・トゥデイ」(1990-91)に始まり、近年では特に韓国や中国など、東アジアでの発表が多い。
また、自らの絵画制作についての理論的なものを中心に著述も多く、『透過する光 中村一美著作選集』(2007、玲風書房)にまとめられている。

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