不思議な動き キネティック・アート展 ~動く・光る・目の錯覚~

※情報は変更等がございますので、お出かけ前に必ず公式サイトなどでご確認ください

★開催日・期間
2014年07月08日(火)〜2014年08月24日(日)
★開催場所・会場
損保ジャパン東郷青児美術館
終了芸術・デザイン

20世紀のヨーロッパに誕生したキネティック・アート(動く芸術)は、作品そのものに「動き」を取り入れているのが特徴です。機械じかけで動いたり発光する作品のほか、実際には動かなくても、目の錯覚を利用したり、見る人の視点の移動に応じて動いて見える作品も含みます。
「動く芸術」という考え方は、20世紀初頭に機械文明を礼賛し「スピードの美」を唱えた未来派などにさかのぼることができます。動く作品としては、1930年代から作られた風力で動く彫刻「モビール」がよく知られています。しかし、キネティック・アートが本格的に盛んになるのは、1950年代後半から60年代にかけてのことです。大戦後、発達する科学技術を芸術に取り込む気運の高まりの中で、キネティック・アートは20世紀の新しい美術分野として定着します。
本展覧会は、1960年代にイタリアを中心に展開したキネティック・アートを日本で初めて総合的に紹介する試みです。先駆的なブルーノ・ムナーリをはじめとするイタリアの作家たちのほか、フランスやドイツで活動した作家たちをあわせた30余名による平面・立体作品約90点を展示します。いずれもイタリア国内のコレクションからの出品で日本初公開です。

出典 www.sompo-japan.co.jp

開催地 損保ジャパン東郷青児美術館
開催期間 2014年07月08日(火)〜2014年08月24日(日)
料金 一般:1000円(800円)、大・高校生:600円(500円)、シルバー(65歳以上):800円、中学生以下無料、障害者無料 ※()内は20名以上の団体料金および前売り料金 ※前売り券はチケットぴあ、ローソン、セブンイレブン、ミュージアムカフェでお求めください(6月24日から8月23日まで販売)
お問い合わせ先 03-5777-8600
ホームページ http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index_kinetic.html
備考 【開催時間】 午前10時-午後6時(入館は午後5時30分まで) ※月曜休館(ただし7月21日は開館) 【関連イベント】 ■講演会(要申込) 開催記念講演会『不思議な光・動きのアート誕生物語』 イタリアの奇才ブルーノ・ムナーリや、70年の大阪万博のエピソードをまじえてお話します。 無料:定員200名 講師:講師:谷藤史彦(本展監修者 ふくやま美術館学芸課長) 日時:7月26日(土)午後2時から1時間半程度(午後1時30分開場) 場所:損保ジャパン本社ビル2階(美術館と同じビル) ※参加希望者はHP・はがきに「郵便番号・住所・氏名・人数」をご記入のうえ7月14日必着で当館「キネティック・アート展講演会係」宛にお申し込みください。抽選のうえ当選者のみ7月18日までに聴講券をお送りします。 ■ギャラリートーク(当日自由参加) 当館学芸員が展示室で作品解説を行います。 料金:観覧料のみ 〔一般対象〕7月25日(金)/8月1日(金) いずれも午後4時から 〔小中学生と保護者対象〕8月2日(土)/8月9日(土) いずれも午後1時30分から ■ふぁみりー★で★とーく・あーと(要申込) 夏休みに仲間や家族で美術館へ行ってみませんか?もちろんお一人での参加も歓迎します。 休館日(貸切)の美術館で、作品を見ながらボランティアガイドや仲間とお話ししてみましょう。 感じたこと、考えたこと、見つけたことを話しながら作品を見る、参加型の鑑賞方法を体験できます。 日時:(1)7月28日(月) (2)8月18日(月) いずれも午前10時から2時間程度(対話鑑賞と自由鑑賞 各1時間程度) 対象:お子様から大人の方まで 定員:各20名程度 料金:参加費800円のみ(中学生以下無料、展覧会チケットやその他割引等の利用はできません) ※休館日のため、ミュージアムショップの利用はできません。 ※参加希望者はHP・はがきに「郵便番号・住所・氏名・希望日・人数と各年齢」をご記入の上(1)7月14日 (2)8月4日必着で当館「キネティック・アート展とーく・あーと係」宛にお申し込みください。抽選のうえ当選者のみ1週間前までに参加券をお送りします。 ■ワークショップ・コーナー(当日自由参加) 「かんたんキネティック・アート!?」 くるくる回せるうちわの両面に絵を描きます。 場所:1階ロビー 料金:無料 日時:8月2日(土)~8月24日(日) 午前11時30分~午後5時(受付〆切:午後4時) 対象:お子様から大人の方まで
関連URL ・損保ジャパン東郷青児美術館 http://www.sompo-japan.co.jp/museum/index.html

情報更新日:14/04/08

キネティック・アート(kinetic art)とは、動く美術作品または動くように見える美術作品のこと。 ただし、映画やアニメーションなどは、通常はキネティック・アートとはされない。カイネティック・アートと呼ばれることもある。

物理的な意味で実際に「動く作品」の場合、その動力限としては自然の力(風や水流など)によるもの、電力や磁力によるもの、人力によるものなどさまざまである。ときには鑑賞者が動かすことを求められる作品もある。作家によって計算された動きが再現される作品もあれば、自然の風力を応用したアレクサンダー・カルダーのモビール作品に顕著なように、計算不能な偶発的な動きを採りこんだものもある。

動く作品の場合は立体作品(彫刻)となるが、「動くように見える作品」の場合は、平面作品でもありうる。それらの多くは人間の錯視作用が綿密に計算された作品であり、本来は静止画であるはずのものが動いて見えたり、律動を感じたり、点滅が見えたりする。こうした錯視を応用した作品はオプ・アートとも呼ばれるが、キネティック・アートとオプ・アートは重なりあう。

また、アニッシュ・カプーアや井上武吉の一部の作品のように、鏡や鏡面処理された素材を用いたもので、鑑賞者の動きに応じて光学的な意味でイメージが変化する作品や、さまざまな光源を組みこんだ作品(ライト・アート)もときにキネティック・アートと呼ばれることがある。

キネティック・アートは、カルダーをはじめ、ジョージ・リッキー(en:George Rickey)、新宮晋、飯田善国らの作品がパブリック・アートとして日本でも各地に設置されており、すでに一定の認知を獲得している。このキネティック・アートという用語が定着したのは1950年代のことである。その確立においてカルダーの作品が決定的な意味をもったため、しばしばカルダーをもってキネティック・アートが創始されたと記述されることがある。これを必ずしも誤りとはいえないが、立体作品に動きを採りこむ試みそのものは、当然のことながらカルダー以前からある。

ナウム・ガボ(en:Naum Gabo)が1920年に公表した「リアリスト宣言」は、美術の領域で構成主義の語を肯定的に用いた最初の例とされるが、「キネティック」の初出もまたこの宣言である。その大部分は現存しないが、ガボみずから実験的な作品を制作している。デュシャンも1920年代以降に一連の「回転する作品」を発表している(デュシャンは「モビール」の命名者でもある)。そこには錯視作用(残像効果)と動きとが同時に採りこまれたものもある。またこれら以前にも、すでに20世紀初頭において、機械文明に新たな美の可能性を見た未来派たちは「動く彫刻」を志向していたし、デュシャンのレディメイド「自転車の車輪」(1913年)も、素朴ではあっても「動き」を採りいれた作品に違いはない。さらにいうなら、花火や噴水も古典的な「キネティック・アート」であり、要は何をもって美術とするかの定義次第である。

同様に未来においても「キネティック・アート」は、美術の境界が曖昧化するとともに、絶えざる拡張が予想されるジャンルである。特にインスタレーションの分野では、点灯したロウソクをそのまま使ったナムジュン・パイクの作品、生きた蟻が巣穴を掘る「造形」を鑑賞させる柳幸典の作品、腐っていく魚を作品にして物議をかもしたイ・ブルなど、一回性の「動き」を作品化することが珍しくなくなっており、美術作品における「動き」の観念が今後どう拡張していくかは、もはや予測がつかない。

「キネティック・アート」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』
2013年4月01日06:36 UTC
http://ja.wikipedia.org/wiki/キネティック・アート

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