特別展「安井曾太郎の世界 -人物画を中心に-」

※掲載中の情報は調査時の情報となります。
※必ず公式サイトなどで最新の情報をご確認ください

★開催日・期間
2014年09月20日(土)〜2014年11月16日(日)
★開催場所・会場
ふくやま美術館(広島県福山市西町二丁目4番3号)
特別展「安井曾太郎の世界 -人物画を中心に-」
終了芸術・デザイン

日本の近代美術のなかで、とくに昭和期における安井曾太郎(やすいそうたろう1888-1955)の果した役割には重要なものがあります。人物画においては、「安井様式」ともいえる独自のリアリズムを確立し、多くの画家たちに影響を与えました。  

 安井はパリ留学時代、セザンヌ回顧展に遭遇して、驚き、心酔してその画法の研究に没頭します。その構図上の組立や身体の立体感などに腐心し、新しいリアリズムを体得していったのです。安井は、セザンヌの本質を理解し、その影響による作品を描いた最初の日本人画家ともいえます。その安井を評して、「写実の画家」とか「素描の画家」とよく言われますが、そのリアリズムの本質には、徹底的なデッサンの積み重ねがありました。その基本には、青年時代の聖護院(しょうごいん)洋画研究所での浅井忠の指導があり、パリのアカデミー・ジュリアンにおけるジャン=ポール・ローランスの指導があったのです。

 安井の昭和初期を代表する作品に《金蓉(きんよう)》や《玉蟲(たまむし)先生像》があります。これらの“日本人的な感性を表現した”とされる作品は、「人ならば、話し、動き、生活する人を描きたい。その人の性格、場合によっては職業までも充分現したい」という安井の言葉通りにわれわれに語りかけ、多くのファンを魅了し、人物画の最高峰として高く評価されました。

 本展では、こうした安井曾太郎の人物画の名作を全国45ヶ所の美術館などの協力を得て、青年期のデッサンから晩年の《大原總一郎(おおはらそういちろう)像》まで96点を集め、半世紀にわたる画業の足跡を回顧し、あらためて「安井様式」の 魅力にふれていこうという試みであります。

出典 www.city.fukuyama.hiroshima.jp

開催地 ふくやま美術館(広島県福山市西町二丁目4番3号)
開催期間 2014年09月20日(土)〜2014年11月16日(日)

イベントによっては、期間中でも休みの日がある可能性があります。必ず公式ページでご確認ください。

ホームページ http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuyama-museum/30774.html
料金 【観覧料】 一般1,000円(800円)高校生以下無料 ※( )内は前売りまたは20名以上の団体料金
お問い合わせ先 084-932-2345
備考 【休館日】月曜日 ※10月13日(月曜日)、11月3日(月曜日)、4日(火曜日)は開館、10月14日(火曜日)は休館 【開館時間】9時30分~17時00分 ※夜間開館:11月7日(金曜日)、8日(土曜日)、14日(金曜日)、15日(土曜日)は、19時00分まで開館 ※9月20日(土曜日)は10時00分より開場 【展示構成】 第1章 京都時代からパリ時代まで 第2章 帰国後の展開 第3章 安井様式の確立 第4章 戦後の展開 第5章 素描・表紙絵 (※総点数 96点: 内訳 油彩画58点、素描・表紙絵など38点 出品予定)

情報更新日:14/09/16

広島の1ヶ月以内に開催されるイベント情報

イベント一覧

広島のイベント情報を検索!

★イベントを探したい日付をクリックしてください!

 
 
 
 
 
 
PAGE TOP