令和2年度 冬の所蔵品展
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※必ず公式サイトなどで最新の情報をご確認ください
- ★開催日・期間
- 2020年12月22日(火)〜2021年03月07日(日)
- ★開催場所・会場
- 鹿児島市立美術館(鹿児島県鹿児島市城山町4-36)
ニ特集:子から丑へ~干支をモチーフにした作品たち
取得日: 2021/01/14
12月末から始まる今回のミニ特集では、干支(えと)を取り上げ、ネズミとウシをモチーフとした作品をご紹介します。
民話「十二支のはじまり」によると、ネズミはネコをあざむいた上に、ウシの背中に乗ってこっそり一番乗りをし、十二支のトップとなります。かなり狡猾な存在ですが、その機敏な行動力は認めざるをえません。一方、ウシは誰より早くスタートしましたが、ネズミにしてやられても怒ることさえなく、二番手に甘んじています。努力や誠実さを表す穏やかな存在といえます。
さて、美術の世界で両者を比較してみると、多く描かれてきたのは圧倒的にウシの方でしょう。ウシは伝統的にウマとならぶ代表的な家畜であり、さらに西洋ではその肉や乳は食材として欠かせないものだったからです。バルビゾン派のトロワイヨンなどは牛の専門画家として知られていますし、東洋でも、例えば禅画の十牛(じゅうぎゅう)図は伝統的な画題として描かれ続けてきました。一方、同じく人々の身近にありながらも、ネズミはその生活を乱すいわば害獣でした。それでも、しばしば愛嬌のある存在として捉えられてきました。『本朝画史』によると、修行中の雪舟が足で描いた涙の絵はネズミでしたし、ウォルト・ディズニーはネズミを今や世界で最も有名なキャラクターに育て上げました。最近では、覆面画家バンクシーが神出鬼没のネズミをモチーフにしています。
所蔵品の中から選んだ、ネズミとウシの作品のいくつかをお楽しみください。皆さまにとって、ネズミがシンボルの2020年は果たしてどのような年だったでしょうか?そしてウシがシンボルの2021年はどのような年になるのでしょうか?
開催地 | 鹿児島市立美術館(鹿児島県鹿児島市城山町4-36) |
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開催期間 | 2020年12月22日(火)〜2021年03月07日(日) イベントによっては、期間中でも休みの日がある可能性があります。必ず公式ページでご確認ください。 |
ホームページ | https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/ |
時間 | 9:30~18:00 (入館は17:30まで) |
料金 | ・一般 300円 ・高大生 200円 ・小中生 150円 |
お問い合わせ先 | TEL 099-224-3400 |
情報更新日:21/01/14
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