渡辺千尋の仕事
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- ★開催日・期間
- 2014年03月14日(金)〜2014年06月08日(日)
- ★開催場所・会場
- 長崎県美術館(長崎県長崎市出島町2-1)
終了芸術・デザイン
長崎市出身の銅版画家・渡辺千尋。彼は、東京を拠点に、1970年代末に出会ったエングレーヴィングという極めて難易度の高い銅版画技法で比類ない幻想的小宇宙を紡ぎ出す一方、グラフィック・デザイナーとして数多くの雑誌・書籍の装幀や表紙デザインを手がけ、優れた仕事を残しました。近年はそこに、戦後長崎の土産物であった「トンチンカン人形」を題材とした『ざくろの空頓珍漢人形伝』や、キリシタン版画の復刻作業のドキュメント『殉教の刻印』の著者として、ノンフィクション作家という新たな顔が加わり、ますますの活躍が期待されていましたが、2009年に病のため64歳で急逝しました。
歿後5年(かつ生誕70年)という節目の年に開催する本展では、「象の風景」シリーズを始めとする、1970~80年代の渡辺のエングレーヴィングの代表作を中心に展示します。さらに1960年代から70年代にかけての時代を濃密に反映したドローイングや、膨大なデザインの仕事の一部、そしてノンフィクション作家としての貌(それは長崎の歴史と文化の紹介者としての貌でもあります)も併せてご紹介します。ビュラン(エングレーヴィング用の彫刻刀)に選ばれた幻視者にして、時代を呼吸する優秀なデザイナー、長崎の歴史と文化の愚直なまでに真摯な再発見者――。この機会に、渡辺の多面的な魅力の一端に触れていただければ幸いです。
開催地 | 長崎県美術館(長崎県長崎市出島町2-1) |
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開催期間 | 2014年03月14日(金)〜2014年06月08日(日) イベントによっては、期間中でも休みの日がある可能性があります。必ず公式ページでご確認ください。 |
ホームページ | http://www.nagasaki-museum.jp/ |
料金 | 一般400円、大学生・70歳以上300円、小中高生200円 |
お問い合わせ先 | 095-833-2110 |
備考 | 【開催時間】 10:00~20:00 (最終入場は19:30まで) |
関連URL | http://www.museum-cafe.com/exhibition?event_id=32377 |
情報更新日:14/03/13
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