【企画展】テオ・ヤンセン展―砂丘の生命体―
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※必ず公式サイトなどで最新の情報をご確認ください
- ★開催日・期間
- 2014年10月09日(木)〜2014年12月07日(日)
- ★開催場所・会場
- 長崎県美術館(長崎県長崎市出島町2-1)
「風を食べる!?」
この秋、長崎県美術館に謎の生物"ストランドビースト"が集結する。"ストランドビースト"とはオランダ語。英語に訳せば"ビーチアニマル"、日本語では"砂浜の生物"。オランダの鬼才テオ・ヤンセン(1948~ )が生み出したプラスチックチューブ生命体だ。砂浜を動きまわる彼らは何と「風」を食べながら生きている。彼らの目的はただ一つ「生き残ること」だ。
「進化する!?」
当初、ストランドビーストは一本の線の形を持ったコンピュータ上の仮想生物として誕生した。その後進化をつづけたビーストは、ついにプラスチックチューブという現実の骨格と筋肉とを獲得した。そして、砂の上をスムーズに移動するための能力、風に飛ばされないための能力、浜辺に打ち寄せる波に飲まれないための能力などを進化の過程を経るごとに獲得してきた。現在も「遺伝子」や「遺伝情報」を後の世代に引き継ぎながら、生き残りを賭け彼らは進化をつづけている。
今や「胃袋(=プラスチックボトル)」も「感覚器官(=感知器)」も「神経細胞(=チューブと弁)」も「脳(=計器)」も備えるビーストたち。作家が夢見るように、海水面の上昇から故国を救うための砂丘を築くべく浜辺に棲み付き、ゴミ箱から拾い集めたチューブで自ら新しい仲間をつくりだす彼らの姿を目にする日はやって来るのか?
今回の展覧会には世界初公開となるビースト《アニマリス・プラウデンツ・ヴェーラ2世》("はためく帆"の意)がやってくる。17世紀初頭にまでさかのぼる長い交友の歴史を持つ長崎とオランダの関係にちなみ、当時の帆船をモチーフに生み出されたビーストだ。その他、初めてプラスチックチューブの身体を持った《アニマリス・ヴァルガリス》をはじめ合計15体のビーストおよび関連資料により、この新種の生物の全貌を紹介する。進化の過程を経た姿。必然性を持つ形のみが放つ美しさを具えたビーストたちは、まさに芸術と科学の融合により生み出された「新たな自然」だ。テオ・ヤンセンの世界を目撃しに美術館へ行こう!
開催地 | 長崎県美術館(長崎県長崎市出島町2-1) |
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開催期間 | 2014年10月09日(木)〜2014年12月07日(日) イベントによっては、期間中でも休みの日がある可能性があります。必ず公式ページでご確認ください。 |
ホームページ | http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/theojansen.html |
料金 | 観覧料:一般1,200(1,000)円、高校・大学・70歳以上1,000(800)円、小学・中学700(500)円、小学生未満無料 ※( )は前売または15名以上の団体料金。 ※期間中、本展鑑賞券でコレクション展(常設展示室)にも入場可。 ※障害者手帳保持者及び介護者1名までは5割減額。 ※コレクション展チケットおよびコレクション展年間パスポートをお持ちの方は、差額料金。 |
備考 | 【会場】 企画展示室 ■アーティストトーク テオ・ヤンセン氏来館決定! 日時 10月12日(日)13:30~ 講師:テオ・ヤンセン 会場:企画展示室 料金:無料(要本展観覧券) |
情報更新日:14/09/04
テオ・ヤンセン(オランダ語: Theo Jansen 1948年 - )はオランダの彫刻家(キネティック・アーティスト)、物理学者。オランダ、デン・ハーグ、スヘフェニンゲン出身。デルフト工科大学で物理学を学ぶ。風力で動作するストランドビースト(ビーチアニマル)など、科学を利用した芸術作品を作成している。
2010年12月9日から2011年2月14日まで日本科学未来館においてテオ・ヤンセン展が開催された。
関連書籍など
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- 『The Great Pretender』 010Publishers 2007年 ISBN 9789064506307
- 『大人の科学マガジン Vol.30』 学習研究社 2011年1月 ISBN 9784056061680
- 『 風を食べて生きてます
「テオ・ヤンセン (彫刻家)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』
2013年3月23日18:17 UTC
http://ja.wikipedia.org/wiki/テオ・ヤンセン (彫刻家)
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