映画『羅生門』展

※情報は変更等がございますので、お出かけ前に必ず公式サイトなどでご確認ください

★開催日・期間
2020年09月12日(土)〜2020年12月06日(日)
★開催場所・会場
国立映画アーカイブ

撮影現場、宣伝公開から映画祭受賞、世界への影響まで――日本映画史上の傑作を徹底解剖!

終了芸術・デザイン

1950年8月26日に劇場公開された映画『羅生門』は、国内では大ヒットにはならなかったものの、監督黒澤明の芸術的な野心が認められ、1951年9月にヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞、さらに1952年3月に米国アカデミー賞名誉賞を受けることで国際的な評価を確立し、黒澤の、ひいては日本映画の水準の高さを世界に知らしめ、戦後復興のひとつの象徴にもなりました。

『羅生門』は、黒澤の卓越した演出力だけでなく、それまでの日本映画の作り方を革新した数々のスタッフワークに支えられています。登場人物のそれぞれ食い違う証言が真実を覆い隠してしまう橋本忍の脚本術、ロケーションを活かしあえて太陽にキャメラを向けた宮川一夫の斬新な撮影、巨大な羅生門をオープンセットとして造形した松山崇ら美術スタッフの功績、日本の中世の物語にボレロ調の旋律を大胆に組み込んだ早坂文雄の音楽、そのような職能のアンサンブルがこの映画の醍醐味となっています。

この展覧会では、世界初展示の品も含めてこうした名スタッフの功績の実際をデジタル展示も用いて紹介するほか、それぞれくっきりした人物像を創造した三船敏郎・京マチ子・森雅之・志村喬といった名優にも注目、さらにはヴェネチアでの受賞をめぐる当時の資料やこの映画が世界に与えた影響についても触れます。

『羅生門』の上映も行われる関連上映企画「生誕100年 映画俳優 三船敏郎」とともにお楽しみください。

出典 www.nfaj.go.jp

開催地 国立映画アーカイブ
開催期間 2020年09月12日(土)〜2020年12月06日(日)
料金 一般250円/大学生130円/シニア・高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料 *料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含みます。 *学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方はそれぞれ入室の際、証明できるものをご提示ください。 *国立映画アーカイブの上映観覧券(観覧後の半券可)をご提示いただくと、1回に限り一般は200円、大学生は60円になります。 ※2020年11月3日(火・祝)「文化の日」は、展示を無料でご覧いただけます。
お問い合わせ先 お問い合わせ(8時~22時) ハローダイヤル 050-5541-8600
ホームページ https://www.nfaj.go.jp/
キャスト&スタッフ 主催: 国立映画アーカイブ、京都府京都文化博物館、映像産業振興機構 協力: 文化庁、株式会社KADOKAWA、株式会社アイ・ティー・ワン 本事業は文化庁「文化芸術収益力強化事業」の支援を受けています。

情報更新日:20/11/06

羅生門』(らしょうもん)は、1950年公開の日本映画である。監督は黒澤明で、三船敏郎、京マチ子、森雅之などが出演した。原作は芥川龍之介の短編小説『藪の中』と『羅生門』。平安時代を舞台に、ある武士の殺害事件の目撃者や関係者がそれぞれ食い違った証言をする姿をそれぞれの視点から描き、人間のエゴイズムを鋭く追及しているが、ラストで人間信頼のメッセージを訴えた。

同じ出来事を複数の登場人物の視点から描く手法は、本作により映画の物語手法の1つとなり、国内外の映画で何度も用いられた。海外では羅生門効果などの学術用語も成立した。撮影担当の宮川一夫による、サイレント映画の美しさを意識した視覚的な映像表現が特徴的で、光と影の強いコントラストによる映像美、太陽に直接カメラを向けるという当時タブーだった手法など、斬新な撮影テクニックでモノクロ映像の美しさを引き出している。

第12回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞、第24回アカデミー賞で名誉賞(現在の国際長編映画賞)を受賞し、これまで国際的にほとんど知られていなかった日本映画の存在を、世界に知らしめることになった。また、本作の受賞は日本映画産業が国際市場に進出する契機となった。

「羅生門 (1950年の映画)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』
2020年10月14日04:42 UTC
http://ja.wikipedia.org/wiki/羅生門 (1950年の映画)

出典 http://ja.wikipedia.org/wiki/羅生門 (1950年の映画)

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