映画をめぐる美術 ――マルセル・ブロータースから始める

※情報は変更等がございますので、お出かけ前に必ず公式サイトなどでご確認ください

★開催日・期間
2014年04月22日(火)〜2014年06月01日(日)
★開催場所・会場
東京国立近代美術館(東京都千代田区北の丸公園3-1)
終了芸術・デザイン

映画をめぐる美術。「映画」そのものではなく、映画をめぐる「美術」。このタイトルが指し示す展覧会とは、いったいどんなものか。まずは英語のタイトル「Reading Cinema, Finding Words (映画を読む、言葉を探す)」が、ひとつのヒントになるかもしれません。映画とは視る(そして聴く) ものだ、というのが普通だとして、この展覧会では、映画を「読む」ことが問題になります。
では、ここで言う「映画を読む」とはどのような行為か。次にヒントになるのが、サブタイトルの「マルセル・ブロータースから始める」です。マルセル・ブロータースとはベルギー出身の芸術家の名です。オブジェや写真・短編映画の制作、著述活動など幅広い創作を展開したブロータースは、1960年代半ばから70年代半ば、戦後美術の転換期に唯一無二の存在感を示しました。
この展覧会がブロータースから始まるのは、彼が、自身の映画を言語の拡張として捉えていたことによります。もともと詩人として出発したブロータースが最終的に映画に行き着いたのは、映画の「動く像(moving image)」という特質を、言語にないものとして重視したからではないようです。ブロータースの映画の特徴は、普段は当たり前すぎて気にも留めない言葉やイメージが、不透明で見慣れぬ、ノンセンスなものとして立ち現れてくることにあります。そのような事態を前に私たちは、言葉とイメージの間、言葉と言葉の間、そしてイメージとイメージの間を跳躍し、自らそこに接続線を引くような行為、すなわち映画を「読む」ことへと誘われていきます。
本展覧会は、ユーモラスかつエレガントな振る舞いで、言葉とイメージの関係を浮かび上がらせるブロータースの実践を手がかりに、現在、国際的に活躍する美術家13名のフィルム、写真、ヴィデオ、インスタレーション等の作品を読み解いてみようという試みです。
美術館で映画を読む、それはきっと刺激的な体験になることでしょう。

出典 www.momat.go.jp

開催地 東京国立近代美術館(東京都千代田区北の丸公園3-1)
開催期間 2014年04月22日(火)〜2014年06月01日(日)
料金 一般850(600)円 大学生450(250)円 *高校生以下および18歳未満、障害者手帳などをご提示の方とその付添者(1名)は無料。 *( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。 *上記料金で入館当日に限り、同時開催の「MOMATコレクション」、「特集 地震のあとで:東北を思うⅢ」および、工芸館で開催の所蔵作品展「花」もご覧いただけます。
お問い合わせ先 03-5777-8600
ホームページ http://www.momat.go.jp/
備考 【開催時間】 10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00) *入館は閉館30分前まで 【会場】 東京国立近代美術館 企画展ギャラリー 【休館日】 月曜日(5 月5 日は開館)、5 月7 日(水) 【リピーター割引】 2 回目はお得! 本展使用済入場券をお持ちいただくと、2 回目は特別料金(一般430 円、大学生130 円)でご覧いただけます。

情報更新日:14/04/09

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